桜台の石仏・石碑
|最終更新日:2011/07/22
桜台を歩いていて、江戸時代の石仏・石碑を見つけました。
場所は桜台通り(バス通り)から広徳寺に至る旧道。
ちょうど五叉路になっているところ。
江戸時代には五叉路など交通の要所に、道案内の看板の替わりに、地蔵や庚申塔を建てて、道行く人の安全を図っていました。
江古田ゆうゆうロードの五叉路にも庚申塚があるねぇ~
過去記事:庚申塚@江古田ゆうゆうロード
4基の石仏・石碑
1番左
1番左の石仏は、寛政9年(1797年)に造立された青面金剛像の庚申塔。
左から2番目
左から2番目の石仏は、元禄2年(1689年)に造立された地蔵菩薩像。
たいへん優しく穏やかな顔をして、旅人の安全を見守っているお地蔵様。
左から3番目
左から3番目の石仏は、延享2年(1745年)に造立された青面金剛像。
邪鬼を踏みつけ、怖い顔して戦闘体制。旅人の安全を守っています。
ちなみに、一番右の石碑は、明治23年(1890年)に造立されたもの。
「馬頭観世音」と書かれています。
西洋的な文化を取り入れようとする明治政府は、日本の庚申信仰を迷信と位置づけ庚申塔などを破壊したので、残っているものはレアです。
2つの青面金剛像のお顔が崩れている(?)ように見えますが、自然に崩れたのか、削り取られたものなのかは不明です。
今ではすっかり人通りがなくなった旧道ですが、江戸時代には多くの旅人が、この前を通っていたんでしょうかねぇ。
昔はバスも電車もなく、徒歩のみだから大変だねぇ。
いろいろ想像すると、なんか歴史のロマンを感じるねぇ。
場所はこのへん