表現の不自由展@ギャラリー古藤(江古田)
|最終更新日:2015/01/18
江古田のギャラリー古藤で、表現の不自由展-消されたものたち-(1/18~2/1)。
案内
案内
外観
2011年7月15日オープン。千川通り沿い。武蔵大学の向かい。
絵画展示、音楽ライブ、落語会、江古田映画祭、江古田ユニバース参加など、街のギャラリーとして精力的なに活動する一方で、脱原発、日本軍慰安婦など、タブーを恐れない展示やイベントも行っているギャラリースペース。
今回の企画は、展示中止、掲載拒絶、作品撤去など、表現の自由を侵害され、表現の「不自由」にさらされた作家の作品ばかりを集めた展示「表現の不自由展-消されたものたち-」。
開催にあたって
ギャラリー内
元・日本軍慰安婦
写真家・安世鴻さんの日本軍慰安婦を撮った写真展は、2012年新宿ニコンサロンから直前に中止を通告(裁判所仮処分により開催、大阪は中止)。
平和の少女像
彫刻家・キム・ソギョン&キム・ウンソンさんによる、慰安婦をモチーフにしたブロンズ像「平和の少女像」は、2011年駐韓日本大使館前に設置され、同じ素材で縮小した少女像が2012年美術館に出品されたが会期途中で撤去。
福島サウンドスケープ
福島サウンドスケープは、2013年博物館に出品された際、説明文を作者の同意なく検閲・修正。
他にも、不敬を理由に図録の非公開決定や展示不許可を受けた昭和天皇のコラージュ作品や、昭和天皇を描いた部分が掲載の際に隠されていた風刺画、作品の表面を覆うメッセージの一部が美術館側に削除された彫刻作品なども展示。
ギャラリー内
追悼碑
群馬県の県立公園に2004年県の許可を得て設置された朝鮮人強制連行犠牲者の追悼碑は、2014年設置更新許可申請を不許可処分。撤去を求められ係争中。
俳句
「梅雨空に「九条守れ」の女性デモ」
公民館の月報号に掲載されるはずだった俳句が、館側により掲載拒否。
書籍・資料
会場では、関連する書籍・資料や、「表現の不自由展」実行委員会が製作したリーフレットも販売。
パン
江古田のパン教室BA-BA BREADさんによるパンの販売もあります。
トーク・上映イベント
会期中、漫画家・造形作家ろくでなし子さん等によるトークイベントも開催。
仏シャルリー・エブド襲撃事件で「表現の自由」に関心が集まっている中、表現の不自由にさらされた作家の展示・トーク・上映を、直接会場で感じることで、圧力にも暴力にも屈しない「表現の自由」について、改めて考えてみてはいかがでしょうか?
入場料:一般500円、トーク:1000円、上映&トーク1500円。
会期は、~2/1まで(会期中無休)。
場所はこのへん
ギャラリー古藤の詳細情報