ビール麦金子ゴールデンの碑@豊玉氷川神社(練馬)
|最終更新日:2018/09/23
豊玉氷川神社に、ビール麦金子ゴールデンの碑があります。
豊玉氷川神社
碑
ビールの原料となる麦として、明治時代、外国産の品種が栽培されていました。
北豊島郡中新井村(現在の練馬区豊玉)に金子丑五郎という、米麦や野菜など農産物の品種改良に情熱を注ぐ篤農家がいました。
明治33年(1900年)金子丑五郎は、国産の六条大麦・四国と、米国品種のゴールデンメロンを自然交雑させ品種改良。
国産初のビール麦品種として、「金子ゴールデン」と名付けました。
早生で草丈が低いため成熟しても倒れにくく、一時、関東一円に栽培が広がりました。
その後、品種改良により、金子ゴールデンを親とする優良品種に替わりましたが、昭和25年頃まで栽培されていました。
関東の麦農家の経営安定と、国産ビール醸造に大きく貢献をした、練馬・豊玉の金子さん。
2006年、郷土の偉人の業績を讃えるため、近所の豊玉氷川神社内に、ビール麦金子ゴールデンの顕彰碑が建立されました。
ビール樽を割ったような独特な形状をしています。
2003年からは練馬の農家有志により、金子ゴールデンの栽培の復活に取り組み。
2011年5月9日、金子ゴールデンビール発売。
練馬の農家が生産したビール麦・金子ゴールデンを使った地ビールとして、JA東京あおば直売所で販売。
碑
碑
国産ビール麦の発祥の地。日本のビールの親は、練馬区にいた。
郷土の偉人に想いをはせながら、国産ビール黎明期の味を。
金子ゴールデンビールは、JA東京あおばで販売中。
(碑がある豊玉氷川神社の)場所はこのへん
豊玉氷川神社の詳細情報