庚申塚@江古田ゆうゆうロード
|最終更新日:2011/01/17
江古田駅と新桜台駅を結ぶ江古田ゆうゆうロード。
その途中にある五叉路に、明和2年(1765年)10月18日に造立された庚申塚があります。
庚申塚(江古田ゆうゆうロード)
庚申塚とは、江戸時代に庚申信仰に基づいて、全国の街道沿い・道の交差しているところ、村の入り口などに造られた塔や塚。
平安時代、中国の道教に日本の仏教や民間信仰・習俗が融合して生まれた庚申信仰によれば、人間の体内に住む、上尸・中尸・下尸の三種類の虫が、60日に1度の「庚申の日」に、人間が眠った後で体外に抜け出し、天帝に人間の悪事を告げ口し、人間の寿命を縮めるとされ、それを防ぐため、「庚申講」と呼ばれる酒宴などをして眠らず過ごす風習が広まった。
時代が下り、「庚申の日」に限らず、青面金剛像や帝釈天などの石像・仏像を本尊として祀り、常に健康と長寿を願う為、江戸時代には数多くの庚申塔や庚申塚を建てられたんだとか。五叉路など道が交差するところや村の出口に設置する事で、三尸の虫が天帝のところに行くのをブロックする狙い。
しかし、明治時代に入り、庚申信仰を迷信と位置付けた政府の方針で撤去が進められ、道路整備の影響などで、多くの庚申塚が破壊・撤去された。寺院などの私有地にあったものを除き、破壊を免れたものは少ないようで。
結論としては、この庚申塚は、激レア歴史遺産です!
ちなみに、ネット情報では、この庚申塚に祀られているのは、青面金剛像だそうです。
・・・というような内容が、わざわざ調べなくても、近くに書いてありました…orz
庚申塚説明文
場所はこのへん